9/17(日) 4:00配信 サンケイスポーツ

元光ＧＥＮＪＩの佐藤寛之（５２）と山本淳一（５１）によるユニット、ふたつの風が来年１月に東名阪でツアーを初開催することが１６日、分かった。構成・演出は少年隊の植草克秀（５７）が担当する。２人はこの日、東京・タワーレコード渋谷店でデビューシングル「君と物語」（１２月５日発売）のリリースイベントを実施。サンケイスポーツの取材に応じ、性加害問題で揺れる古巣ジャニーズ事務所の仲間たちにエールを送った。

佐藤と山本のスペシャルユニットが東京、名古屋、大阪に心地良い音楽という名の風を届ける。２人の初ツアータイトルは「どこかで君と物語（仮）」に決まった。

この日、スタッフから開催決定の朗報を聞いた山本は「寛くんとできるのは互いにプラスになるし、植草さんの演出も楽しみ。２０２４年のいいスタートになる」と武者震い。佐藤は「もっとお楽しみも続きますので」と〝続報〟を匂わせた。

新曲発売イベントは気温３０度超と厳しい残暑の中、タワーレコード渋谷店屋上スペースに２回の開催で計５００人以上のファンが駆けつけた。

佐藤と山本は得意のローラースケートを履き、光ＧＥＮＪＩの代表曲「パラダイス銀河」「ガラスの十代」「勇気１００％」を披露。ふたつの風のデビュー曲「君と物語」はアンコール含め２度歌い、カップリングのバラード曲「さよなら」でも観客を魅了した。

黄色い大声援を浴びた佐藤は「会いたかったよ！　この年齢でこういう景色が見られるなんて、すごく幸せ」と感謝。山本は「何十年ぶりの再会というファンの方もいて、みんなの笑顔を見て元気をもらったし、さらにいろんな曲を歌っていきたい」と喜んだ。

古巣のジャニーズ事務所はジャニー喜多川元社長による性加害の影響で、スポンサー離れが加速するなど苦しい状況。光ＧＥＮＪＩで同僚だった内海光司（５５）や佐藤アツヒロ（５０）をはじめ所属タレントに向け、山本は「一緒に戦友として頑張ってきた者同士、互いに持っているものをやり続けていければ。とにかく前を向いてほしい」とエール。佐藤も「お互いに刺激し合って頑張りたい」と誓った。

その言葉通り、この日が初日の「君と物語」発売イベントは約３カ月間続く見込みで、佐藤は「全国に行くからね」と約束。山本は「オリコンで１位を取ったらハグ会をやります。２人で大きな風を起こして突っ走っていきたい」と宣言。秋から冬へ。季節が移り変わっても、２人は〝温かい風〟を吹かせ続ける。

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